島さんの展示会、1/10をもって全日終了いたしました。
お越しくださった方々、そして通販からお迎えくださった方々、とても感謝しております。
島さんの作品をご覧頂き、またお手元に置いて頂けて嬉しいです…!
ありがとうございました。

終わったのですが、今もお問い合わせ頂いています。
まだ数日は梱包のため持っていますので、「終わってしまった…」と
がっかりされている方がおられたらどうぞお問い合わせください。
(今週内には、買取させて頂くもの以外はお返しする予定です)


七草粥の写真、今頃ですが。
c0155980_19423294.jpg
耐熱鉢(私物)
粉引めし碗/小皿/焼締箸置き/島るり子
和紙貼八角盆(正角 黒)・五角箸/蝶野秀紀


島さんの耐熱鉢でお粥を炊いて、粉引のめし碗で。
小皿に梅干し、焼締箸置き。

素朴なお粥やお漬物がとても似合います。
でもお正月のご馳走や洋食にも素敵なのです。
盛っていただくと、その品の良さにいっそう気付いていただけると思います。
ハレの日もケの日も、楽しんでいただける器です。


昨年は本当にいろんなことがありました。

コロナが日本を席巻するようになり仕事の仕方も
今までと変わらざるを得なかったですが、
反面とても素晴らしい出会いをたくさん頂きました。


ネット越しのお付き合いなのにも関わらず、
とても丁寧な感想をくださったり喜びを伝えて頂いたり。

自分の仕事とはなにかを考えさせられました。

お店の役割はそのお店ごとにありますが、単に「器を売っている」のではないのだと、
作家とお客様の間に立つ者だからこそお伝えできることがあるのだと
改めて教えて頂きました。

人生で、このような仕事をさせてもらっていることに感謝しかありません。


「食事を入れる道具」を超えて、作り手は手に取る人に
幸せになってほしいと作品に願いを込めます。

ひとつのめし碗に、コップに、心が癒されることがあるのは、
そんな思いを感じているからなのだと思わされます。

コロナ禍は拡がりを見せていますが、どうか皆様が
心穏やかにお過ごしになれますように。
そのお手伝いが出来ればと思います。

皆様、島さん、この度は本当にありがとうございました…!

(先程も書かせて頂いたように、こちらに
通販作品掲載しているうちはお問い合わせ頂けます)


こちらよりご覧ください。

島るり子web展






【web展 開催中】

- うつわと暮らす日々 -  

   島るり子 陶展 

2020島るり子個展 表(写真面)web.jpg

2020.12.23 - 2021.1.10

※実店舗の会期は終了していますが、
直接店舗へお越しいただける方は
年末年始問わずご遠慮なくお問い合わせください。
出来るだけご覧いただけるよう調整させていただきます。

ご観覧専用お問い合わせフォーム



手や唇に馴染む薄手の粉引。
薪窯で焼かれる優しい肌合いの焼き締め。
お料理が出来上がっていく姿も楽しい耐熱の器。
野の花が、そのまま自然に咲き続けているような花入れ。

時を経て育った姿まで美しい島さんの器。

どれ一つとっても素朴でいながら凛とした存在感があり、
素材を引き立ててくれます。

自然豊かな信州伊那の里山で畑を耕し、日々暮らす島さん。
その姿を器から感じていただけると思います。











.........................................................................................................................................................



「暑い時なら暑いままに、
寒い時には寒さをしっかり感じて
時代遅れかもしれませんが、
そんな暮らしが好きです。
だからこそ、春の到来がうれしく、
夏の緑陰がありがたく思えます。
どんなに寒くても春になれば花を咲かせ、
秋になれば紅葉する植物に
自然の大きさを教えられます。
少しいただいて、家に飾ったり料理に添えたり。
それだけで心が和むのですから、
「ありがとうね」なんて
言葉が出てきちゃいます。
                       (「島るり子のおいしい器」6ページより)


IMG_8745.jpg


中央アルプス、南アルプスの山々に見守れた信州伊那市。
島さんが長野県伊那に暮らして31年が過ぎようとしています。

遅く短い春と夏も、美しい秋も、土の凍る冬も
「自然に生かされている」と味わい感謝して生きる
島さんだからこその、優しく滋味溢れる器と料理。

お料理を作る時に「おいしくなあれ」と唱える思いは、
そのまま器作りにも通じています。

「器で笑顔のお手伝いができたら」
という愛情いっぱいの島さんの器。



是非、日々お手に取って感じていただけたらと思います。



IMG_0114.jpg








島るり子
•1952年 新潟県柏崎市に生まれる
•1970〜76年 京都・丹波にて修行
•1976年 柏崎市刈羽村にて登窯築窯
•1989年 長野県伊那市に移住
•1992年 伊那市手良、竜の沢に穴窯築窯
ほか 個展多数

_DSC5680.JPG
窯の小屋にて
(2年前に伺った折に)


ギャラリー「草草舎」
島さんの器と多国籍の手づくり品
IMG_20180528_183135.jpg
tel.fax 0265-72-4224
10:00-17:00 土・日・月曜営業
〒396-0002 長野県伊那市手良沢岡1273-1
※駐車場は5〜7台程度停められます





島るり子さんのうつわ


※お料理のレシピは「島るり子のおいしい器」に掲載されています

粉引

柔らかな印象の粉引。
土は赤土を使い、そこに白い化粧土を掛けて素焼きし、透明釉を掛けて焼成します。
島さんの粉引は「生掛け」といって最初の素焼きをせず.、適切に乾燥させた生地に
化粧土を掛けます。
「生掛け」は素地への食いつきがよく味も出るのですが、掛けるタイミングが難しく、
化粧土の中で崩れたり
乗りが悪くなったりするため高い技術を必要とされます。

IMG_0873.jpg生掛け。素焼きをしないため慎重に化粧をかけます。

粉引は特に使ううちに変化します。
骨董のように味わい深く育つ島さんの器。
お手元で育てていただけたらと思います。
展示では使用されているものもご覧いただけます。

IMG_0093.jpg

お茶やコーヒー、デザートにと
活躍してくれるそば猪口。
女性が片手で持てるのも
嬉しいサイズ。

IMG_9922.jpg

ご飯の映える粉引のめし碗。
白米も雑穀米も炊き込みも
いっそう美味しくなります。

IMG_5267.jpg

青菜も美しく映えます。


焼き締め

器の制作とともに、大量の薪の準備、窯詰め、そして周りのたくさんの方の協力の中、約1週間に渡る窯焚きが始まります。
冷えたら窯出し、仕上げ。
穴窯の窯焚きは一年に一度のドラマチックな仕事です。

IMG_7730.jpg

IMG_20180528_181936.jpg

今までたくさんのうつわを焼いてきた
島さんの穴窯。


IMG_7500.jpg

灰がよくかかってほしいものは火前に、
よく炎が当たるように。
それぞれ相応しい場所に
パズルのように組んでいきます。
 

4620693218527343462.056123e856c44ee6aaabbaa12a0d8601.20032819 (1).jpg

炎の色を見ながら薪をくべていく。
窯全体が熱に包まれ、温度は約1200度。
作品が白く輝きだすと、窯焚きも
もうすぐ終わりを迎えます
 

焼き締め.jpg

島さんと自然、多くの人の助けを
経て
生まれた焼締めの器。
一つ一つ心をこめて
手入れをされて並びます。

使うほどに艶が増すのも
焼締めの楽しみ。

ゆくり.JPEG

大根の漬物三種。
べったら漬け、
しょうゆ漬け、
けとばし漬け。

IMG_9571.jpg

甘いお菓子も自然の恵みから。
焼締めのお皿によく似合います。


耐熱

直接火にかけられる耐熱の器。
土鍋と同じように、最初はおかゆを炊きます。
そのあとはガスに掛けてもオーブンに入れても、空炊きしても大丈夫。
焦げても金タワシでゴシゴシ擦れば平気です。
グラタン、パエリア、ケーキ、油も大丈夫なので炒め物やアヒージョも。
できたらそのままテーブルへ。
しばらくグツグツしているので熱いままいただけます。
年中活躍しますが、寒い時期は特に嬉しい器です。

耐熱.jpg我が家にある島さんの耐熱。 いろいろな形があるのも魅力的。 用途に合わせて選んでいただけます。 もちろん普通の器としても活躍してくれます。

-MG-9783.jpg

きのこと栗のクリーム煮。
長野県はきのこが豊富。
クリーム煮にもよく合います。

-MG-9888.jpg

洋風すいとん。
すいとんにはチーズを
練りこんだ洋風。
トマト味で楽しみます。

20201127231957.jpeg

長野といえばりんご。
前回の展示会では
ずっとリンゴを作って
くださっていました。
リンゴとバターは相性ぴったり。




【 2020 展示会予定 】

加賀雅之 木工展
ネット展示会となります。
4/18-5/17

※終了しました
........................................

7/4-8/2

松村英治(陶)

※終了しました

........................................

9/5-9/13(9/14-9/30web展)

加賀雅之(木工)

4月のweb展とはまた違ったものをご覧いただきます

※終了しました
........................................

10月

※中矢嘉貴 (木工)展は2021年1月末からに変更になりました

........................................

10/31-11/14

チエミサラ(キャンドル)×中野由紀子(硝)×野村晃子(陶) 

※終了しました
........................................

12/5-12/20
(通販は12/23-1/10)

島るり子(陶)

........................................


※2021年2月末からに変更になりました
坂田真由美(まえかけ)


<過去の展示会作品>

記載中の個数は展示会当初のものです。
作品についてはこちらからお問い合わせください。
※ただ今常設作品のページも準備中です。

お問い合わせフォーム


2019 

角掛政志2019
加賀雅之2019
小野寺友子2019
三浦侑子2019
谷井直人2019
蝶野秀紀2019


2018

加賀雅之2018
松村英治2018
松原竜馬2018
角田淳2018
中矢嘉貴2018
中野由紀子2018-2019
横田順子2018-2019